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中日双语 | 韩方明:把握好中日邦交正常化50周年这一关键节点
发布时间:2021年03月26日  来源:人民中国  作者:韩方明  阅读:2487

据日本富士电视台消息,日本政府拟于3月7日解除包括东京都在内的首都圈4地区的“紧急事态宣言”。在宣言解除后,日本有望重新打开国门。


去年,受新冠肺炎疫情影响,中日民间交流主要以线上开展为主。随着两国新冠疫苗接种工作的推进,各界期待面对面的线下交流能早日恢复。


今年日本将举办东京奥运会,明年北京将举办北京冬奥会。明年同时还是中日邦交正常化50周年。在十三届全国政协外事委员会副主任、察哈尔学会会长韩方明看来,中日应把握好关键节点,将两国关系推上新台阶。临近“两会”开幕之际,韩方明通过《人民中国》杂志发表署名文章,对有关设想进行了阐述。

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经过多年努力,中日关系在近几年里看来终于重回正轨了。这是我们这些长期致力于中日友好的人所乐见的。双方应珍惜这一来之不易的局面,共同谋划未来关系发展。多年来,中日关系一直呈现敏感性、不确定性和不稳定性的特征,能重回正轨实属不易,值得我们倍加珍惜。


長年にわたる努力により、中日関係はここ数年で正常な軌道に戻ったように見える。これは、長年にわたって中日友好に尽くしてきたわれわれにとって喜ぶべきことだ。双方はこうした得難い局面を大切にし、共に将来の関係発展を図るべきだ。中日関係は長年、敏感で不確定、不安定という特徴を示してきた。正常な軌道に戻ったのは実に容易ではなく、いっそう大事にすべきである。


在新阶段,我认为,应加强公共外交,推动中日友好。


新しい段階では、広報文化外交を強化し中日友好を推し進めるべきだと私は考える。


首先,在关键时间节点,应通过关键合作举措推动公共外交。今年夏天是东京奥运会召开之年,明年是北京冬季奥运会召开之年,也是中日邦交正常化50周年。这期间两国的体育和人文交流有很多事情可以探讨合作。


まず、節目となる時点で、鍵となる協力の実現によって、広報文化外交を推し進めるべきだ。今年の夏は東京オリンピックの開催が予定されている。来年は北京冬季オリンピックが開かれる年であり、また中日国交正常化50周年でもある。この期間、両国のスポーツと人的・文化交流は、多くの点で協力を検討できる。


邦交恢复后的50年中日关系见证了中国经济社会发展和现代化建设,有很多地方值得总结和纪念。中日两国连续两年举办奥运会,这在历史上从未出现过。东京奥运会和北京冬奥会实际只差半年时间,更是拉近了两次奥运会之间的“距离”。关键历史节点为推动中日公共外交提供了重大历史契机,正在规划和即将规划的系列活动,我相信必将在中日关系史中留下浓墨重彩的一笔。


国交正常化後50年にわたる中日関係は、中国の経済・社会の発展と現代化建設を見守ってきており、総括し記念すべき多くの点がある。中日両国が2年続いてオリンピックを開催するというのは、これまでなかったことだ。東京五輪と北京冬季五輪の開催は、実質的にはわずか半年の時間差で、二つの五輪はその「距離」がぐんと近づいた。重要な歴史的な節目は、中日の広報文化外交の推進に大きな歴史的きっかけを提供した。いま計画中の、または計画を予定している一連の活動は、中日関係史に深く刻まれることと私は信じている。


其次,积极通过民间交流推动公共外交。突如其来的新冠肺炎疫情,让中日两国经济社会遭受巨大冲击。两国民众守望相助,“山川异域、日月同天”的感人情景历历在目。“患难见真情”,灾难往往能够拉近中日两国距离。


次に、積極的な民間交流を通して広報文化外交を推進する。突然襲ってきた新型コロナウイルス感染症のまん延により、中日両国の経済・社会は深刻な影響を受けた。両国の人々は互いに見守り助け合い、「山川異域 風月同天」という感動的なシーンが眼前に繰り広げられた。「苦難にありて真の友を知る」と言われるように、災難はしばしば中日両国の距離を近づけた。


2008年汶川大地震、2011年东日本大地震,直至此次新冠肺炎疫情,在灾难面前,中日各界人士整体上向对方展现了积极、温暖的姿态,很大程度上融化了彼此心中的坚冰。在中日抗疫合作中,非国家行为体的作用十分抢眼。以友好城市为例,即便是与南京市暂停交流活动的名古屋市,也表示“朋友有难,支援是当然的”,并赠予南京10万只口罩。中日之间已有250多对友好城市,友城之间的抗疫合作,正是城市公共外交的生动实践。在新阶段,应该回到原点重新认识民间交流与公共外交的突出重要性,强化中日公共外交的“民间纽带”作用。


2008年の四川・汶川大地震、11年の東日本大地震、そして今回の新型コロナのまん延と、災害を前に中日各界の全ての人々が相手に積極的で温かな態度を示し、心の中の硬い氷を溶かした。中日の感染症対策の協力では、非政府組織の働きが大きく注目された。友好都市を例に取ると、名古屋市は南京市との交流活動を中断しているが、それでも「困っている友人を助けるのは当然」と、南京にマスク10万枚を贈った。中日間には250組余りの友好都市があるが、こうした都市間での防疫活動での協力は、まさに都市による広報文化外交の生きた実践だ。


最后,我们要积极通过智库和媒体开展公共外交,更加客观全面传播信息和观点。我认为,中日公共外交经历了以民促官、以经促政、贸易先行的历史阶段。在不同历史时期,影视作品、新闻报道、人员往来、智库交流等深刻影响了中日关系,发挥了公共外交的作用。


最後に、われわれはシンクタンクやメディアを通して広報文化外交を積極的に展開し、より客観的・全面的な情報と観点を発信すべきだ。中日の広報文化外交は、民によって官を促し、経済によって政治を促し、貿易が先行した三つの時期を経験したと私は考えている。それぞれの歴史的な時期において、映画・テレビ作品やニュース報道、人の往来、シンクタンクの交流などが中日関係に大きな影響を与え、広報文化外交の役割を発揮してきた。


当前中日公共外交正面临着一些新的问题,比如在中国舆论场中,对日本的正面评价和负面评价之间的反差巨大。反过来看,日本舆论中的对华态度也有相似的一面。撕裂的观点通过社交媒体传播,影响颇大。综合来看,当前中日民众对对方国家的好感度不容乐观。两国民众感情出现反差,日本民众对华好感度与中国民众对日好感度反差巨大,值得我们重视和深思。应进一步发挥智库和媒体的作用,更加积极、客观、全面地介绍对方国家。


現在、中日の広報文化外交はいくつかの新たな問題に直面している。例えば中国の世論では、日本に対するプラスの評価に比べマイナスの評価が上回っている。逆に言えば、日本の世論における対中姿勢にも似た面がある。ソーシャルメディアを通じて双方を引き離す見方が広がっており、その影響は大きい。総合的に見ると、現在の中日両国民の相手国に対する好感度は楽観視できない。両国の国民感情にはギャップが生じている。日本国民の対中好感度と中国国民の対日好感度は非常に対照的で、われわれはこれを重く見て深く考えるべきである。シンクタンクやメディアの役割を一層発揮し、相手国をもっと積極的・客観的・全面的に紹介すべきだ。


当前国际局势波诡云谲,世界面临百年未有之大变局。叠加疫情影响,国际局势的复杂性和不确定性空前提升。作为在亚洲乃至全球有重要影响力的大国、无法搬家的近邻,中日两国应加强公共外交,促进中日友好,“让中日友好长成大树、长成茂密的森林,让中日两国人民友好世世代代延续下去。”


現在の国際情勢は複雑に変化し、世界はここ百年来なかった大変動に直面している。さらに感染症のまん延が重なり、国際情勢の複雑さと不確実さはこれまでになく高まっている。中日両国は、アジアひいては全世界に大きな影響力を与える大国として、また引っ越すことのできない隣国同士として、広報文化外交を強化し中日友好を推進すべきで、中日友好を大きな樹に育て、さらにうっそうと木が茂る森林へと育て、両国民の友好を子々孫々受け継いでいこう。



文章来源:《人民中国》,2021-02-24

责任编辑:徐坤阳,方柔尹

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